すべてのはじまり―レオナルド・ディカプリオ(5/53)
それは2014年2月の上旬頃。
ぼくの中で何かがはじけた。
2ヶ月半で53本という、ハイペースの映画鑑賞。
もともと映画は好きだったが、こんなペースは自分でも驚きだ。
――そう、すべては彼の存在からはじまった。
レオナルド・ディカプリオ
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代表作『タイタニック』で一躍その名を轟かせたハリウッド俳優。
普段、映画にあまり触れない人でも、彼の存在は知っているだろう。
ほとんどの人がこんなイメージを持っていると思うし、
ディカプリオの他の作品は?と聞かれて、答えることができる人は少ないのではないか。
ぼくにとっても、これらの映画を観る前はそうだった。
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ぼくは、これといって、監督や俳優、女優にこだわって映画を観るタイプではない。
もともと、ヒューマンドラマとサスペンス・ミステリーといったジャンルが好きで、それらの映画をチョイスしてるうちに、上に挙げた映画に辿り着いた。
そして、レオナルド・ディカプリオ=タイタニックというイメージは、ぼくの中で変化を遂げる。
あのタイタニックでみせた、甘く透き通った演技とはまるで違う、
真剣味と緊張感をまとったレオナルド・ディカプリオに、どういうわけか、ぼくはハマった。
まるでタイタニックのときキャーキャー騒いでいた女のコたちのように、渋くてカッコいいディカプリオのファンになってしまった!
こうなると、ぼくのミーハー癖が出てくるw
映画を、ジャンルではなく、はじめて俳優で選ぶように。
ディカプリオを追いに追うことで、次々と映画選びの基準が増え、ハイペース鑑賞体勢が出来上がることになったのだ。
と、まあ、ここまでが前置きw
長くなってしまったけど、ぼくの映画ライフに新しい変化をもたらしてくれたレオナルド・ディカプリオ。
最近観た5作品を順に紹介していきます!
1.華麗なるギャッツビー
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いきなりだけど、今回紹介する5作品の中では、間違いなくベスト・オブ・ディカプリオ!!
気に入りすぎて、訳わからん単語がでてきてしまったw
原作は、スコット・フィッツジェラルドの小説『グレート・ギャッツビー』。
有名な小説なのでなんとなく名前を聞いたことのある人もいるのでは?
大金持ちが、自宅の豪邸というか、もはや城なんだけど、「ある目的のために」毎晩、超規模の社交パーティーをひらく。
っていうおおまかな設定は知っていたけど、イマイチそれだけでは興味をもてず、別に観ようとも思ってなかった...のだが!
レオナルド・ディカプリオ主演というだけで、鑑賞してみたw
フタを開けてみると、意外にもというか、けっこうピュアなラブ・ストーリー。
恋愛モノはまずめったに自分から好んで観ないんだけど、この作品にはやられた!
結末にいたるまでのいきさつが、個人的に感情移入できすぎてヤバい!!
これだけ恋愛モノで感情移入しすぎて胸に迫るものがあった作品はゲーテの小説『若きウェルテルの悩み』以来か。。。
タイタニックにハマった人ならきっと、再びレオナルド・ディカプリオにハマる!!
2.ウルフ・オブ・ウォールストリート
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2014年発表された、第86回アカデミー賞。
作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞、脚色賞の6部門にノミネートされ注目を集めた、マーティン・スコセッシ監督×レオナルド・ディカプリオ主演の劇場上映最新作。
地元・三重県では上映劇場が少ないため、ぼくはこの映画を、否、いまのレオナルド・ディカプリオをスクリーンで観たいがために、電車で1時間以上かけ、たった独りで、名古屋まで足を運んだことは、今となってはいい思い出であるw
これもオススメしたい作品ではあるけど、R指定かかってるんで注意。
いや、ほんと、R指定とかレイティングされてる作品ってけっこう多いから、なんか慣れちゃってどうせそんな規制するほどでもないでしょ?って思って観たら、けっこうガチでR指定な内容なんでビックリしたw
親と一緒に観たら、確実に、そう、コーラを飲んだらゲップが出るってくらい確実に、気まずくなる!ww
ディカプリオ演じる主人公が、ニューヨークのウォールストリートで一旗揚げて、とてつもない金持ちになるまでの成り上がり、サクセスストーリーと、一転して、ドン底まで一気に落ちていく様を描く。
酒、オンナ、ドラッグ、そしてカネ、カネ、カネ。
なぜ転落していったのか、映画観なくてもなんとなくわかりますよね?w
ディカプリオはじめ出演者たちの、あらゆる欲という欲にまみれきった姿が、キ〇ガイじみていて、内容はシリアスな伝記モノのハズなんだけど、コメディ映画かと思うくらい、なんか爽快感さえあって笑えるw
表面上はモノすごく軽く、笑える映画に仕上がっている分、説教くさかったり、教訓めいた作品というわけではない。
レベルがケタ違いすぎて、他人事にしか見えない話だけど、彼らを堕落に導いたのは特別な何かではない。人生を狂わせる“悪魔”は、現実世界を生きるぼくらのまわりにも存在する。
そういった意味では、普遍的なテーマを持った作品と評してもいいのかな。
「蔵の財よりも身の財すぐれたり身の財より心の財第一なり」との金言が胸に染みる。
3.アビエイター
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こちらもマーティン・スコセッシ監督×レオナルド・ディカプリオコンビ。
第77回アカデミー賞では11部門にノミネートされ、助演女優賞、撮影賞、編集賞、美術賞、衣装デザイン賞の5部門を受賞。
実在の超お金持ちであるハワード・ヒューズの映画づくりと飛行機産業への挑戦を描いた伝記映画。
当時では不可能だった巨大飛行機、今でいうジャンボジェット?の離陸成功というクライマックスは素晴らしい。
ただ成功の前の、挫折の期間もじっくり描かれているので、ちょっと中だるみがあり実際長時間の映画なんだけど、長く感じてしまった点が残念。
“己の信念を貫き通す”という生き方には見習うべきとこがある。
4.Jエドガー
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FBI初代長官のジョン・エドガー・フーヴァーをレオナルド・ディカプリオが演じる伝記映画。クリント・イーストウッド監督。
ハリウッド映画ではおなじみ、FBIの誕生ということでサスペンス映画好きのぼくは興味深々で観てみたけど、あんま印象に残らなかったw
ただハリウッド映画でちょいちょい赤旗狩りやJエドガーの女装癖、ホモセクシャルといった話題がネタとして挙がるので、知識として入れておいて損はないと思う。
5.ギャング・オブ・ニューヨーク
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こちらも、マーティン・スコセッシ×レオナルド・ディカプリオコンビ。
キャストが豪華で、レオナルド・ディカプリオの他に、キャメロン・ディアス、アカデミー賞受賞のダニエル・デイ=ルイスが出演している。
父親をギャングのボスに殺されたディカプリオ演じるアムステルダム青年が、復讐のためギャングに潜入するが敵陣の女性と禁断の恋に堕ちてしまう、というお話。
ストーリー的には、王道というかこれは面白いに違いないという内容のハズが、
単純に復讐の話ではなく、アメリカの成り立ち、ネイティブアメリカンとアイルランド移民との抗争や南北戦争といった歴史が絡んできて、そこらへん詳しくないんでちょっと置いてかれてしまった。
もうちょい知識あれば、もっと楽しめるのかなという、そこだけが惜しいところだけど、まあ知識なくてもある程度楽しめるエンターテイメント要素もしっかり入ってると思います。
レオナルド・ディカプリオを追ってみて
初めて映画を出演俳優でチョイスして、インセプションやキャッチミーイフユーキャン入れると、7作品もレオナルド・ディカプリオ追いで観ることができた。
キャッチミーイフユーキャンでは【トム・ハンクス鉄板説】が浮上し、
新たに【マーティン・スコセッシ監督】という映画チョイスワードも手に入れ、
今年も残念だったけど、レオナルド・ディカプリオがアカデミー主演男優賞を獲れるまで劇場作品はチェックという楽しみが増えた!!
まだ全作品は観れてないけど、『ギルバート・グレイブ』と『ブラッド・ダイヤモンド』と『ジャンゴ 繋がれざる者』は近々観てみたい。
他にもレオナルド・ディカプリオ出演映画でオススメ作品ありますか??